バラの美術館 ROSEUM ロージアム

バラのある公園

神奈川県立 花と緑のふれあいセンター “花菜(かな)ガーデン”

花菜(かな)ガーデン花だけでなく、園芸や農業を楽しみながら学べる「みんなの庭(ガーデン)」として、平成22年3月1日にオープンした「神奈川県立 花と緑のふれあいセンター“花菜ガーデン”」。敷地面積9万2000平方メートル、横浜スタジアムの約3.5倍の広大なスペースに、サクラやバラ、クレマチス、モミジなど約3250品種の花や草木が植えられている「フラワーゾーン」、野菜や果物が植えられ、菜園や田んぼで農業体験もできる「アグリゾーン」、農業や食の大切さを学べる体験ルームや実験室、展示室やライブラリーが並ぶ「めぐみの研究棟ゾーン」の3つのエリアがあります。

敷地の最も多くを占めるのが「フラワーゾーン」。四季を通して様々な表情を満喫できる8つの花のコレクションに分かれています。
早春を彩るピンクの「ハナモモ」が咲く小道を行くと、「ムクゲ」、向かい側に「バラ」、さらに進むと「クレマチス」、その先に両サイドに「サルスベリ」と「モミジ」、さらに外周には「サクラ」が植えられ、サクラの途切れたところには「マグノリア(モクレン)」……と、ゾーン全体が、季節の移ろいと共に咲き進むように設計されています。さらに、ぞれぞれのコレクションも、四季による花の趣の違いを楽しめるように植栽されているそうです。

また、それぞれのコレクションには、たとえば、ハナモモは「春告げの小道」、クレマチスは「風ぐるま迷図(めいず)」、サルスベリは「枝百景(えだひゃっけい)の丘」など、花の特徴とコレクションのテーマを象徴するユニークで優美な名前がつけられています。
バラのコレクションコーナー名は「薔薇の轍(わだち)」。その名の通り、バラの歴史ををコンセプトにして、2000年以上の品種改良の流れに沿って、約860品種のバラが植えられています。

花菜ガーデン 野生種に始まり、オールドローズ、モダンローズ、クライミング・シュラブと続き、イングリッシュローズやデルバールといった近代のバラ、そして、未来のバラへ……。オールドローズとモダンローズを分かつハイブリッドティ「ラ・フランス」に囲まれた女性像や、ガゼボ、アーチなど、趣向を凝らした展示が、バラの歴史をめぐる旅の気分を一層盛り上げます。
バラの本数は約1000本と少なめですが、それぞれの品種が1本、多くて2本というのは、色や形・香りの変化を追いながら、じっくりと見ていきたい人におすすめ。

バラの下草として、スイセンノウ・ジキタリス・ゲラニウムなどの多彩な宿根草(多年草)をバランスよく取り入れ、「ペレニアル(宿根草)ガーデン」としても楽しめるようになっているとか。「一季咲きのオールドローズも、宿根草と組み合わせることで、バラの季節だけでなく1年中どの季節でもその時ならではの美しさを感じることができます。」と広報企画担当の松井二葉さんは言います。

「フラワーゾーン」には、花菜ガーデンのシンボルであるカレル・チャペックの家と庭もあります。カレル・チャペックは、前世紀前半のチェコを代表する作家。園芸をこよなく愛した彼のエッセイ集『園芸家12カ月』 は世界中で愛読され、ガーデナーたちのシンボル的な存在になっています。今もプラハに現存する彼の家と庭を世界で初めて再現したのがこのコーナー。「チェコのバラも、紹介できるといいですね。」と前述の松井さん。これから、建物に蔦がどんどん絡み、庭の植物も育って、雰囲気が出てくることでしょう。

年間を通して多くのイベントが開催されていますが、花の咲く春と、実りの秋はイベントもトップシーズン。専門家を招いてのバラ管理の教室やローズガーデンツアー、展示会などバラをメインにしたイベントも数多く開催されます。バラ苗のマーケットも開かれます。

「年間パスポートをご利用の方が当初の見込みよりも多いんです。田んぼでは田植えや稲刈り、畑では作付け・収穫などの体験もでき、毎回とても好評なんですよ。イベント開催期間には、生花を使ったデモンストレーションライブやミニコンサートを行ったこともあります。今後も様々な文化のふれあいの場として、楽しんでいただきたいですね。」と松井さん。

おとなから子どもまで、園芸と農業、学びと体験を複合的に楽しめる「花菜ガーデン」。季節を選ぶことなく、いつ行っても自然との新しい出会いを見つけられる施設です。

チャペックの家

薔薇の轍・秋

神奈川県立 花と緑のふれあいセンター “花菜(かな)ガーデン”

神奈川県平塚市寺田縄496-1

●問い合わせ:
・(株)かながわGAパートナーズ
TEL/0463-73-6170(平日9:00〜17:00) 
・神奈川県湘南地域県政総合センター 農政部地域農政推進課
TEL/0463-22-2711(代)内線2412・2413(平日9:00〜17:00)

●アクセス:
・JR東海道線平塚駅より「秦野駅」行きバス(北口8番)で約15分、
小田急線秦野駅より「平塚駅」行きバス(北口1番)で約25分、
「平塚養護学校前」下車徒歩5分
・小田原厚木道路 平塚ICより車で約5分 (駐車場 351台)

●開園時間:9:00〜17:00(3/1〜10/31)、9:00〜16:00(11/1〜2/末)
●休園日:12月31日から1月4日、1・2月のメンテナンス日(期間中5日間)
 営業時間は状況により急遽変更する可能性がございます。公園のHPで直接ご確認ください。
●入園料:
大人(20〜64才)500円、中人(学生・高校生・20才未満)300円、小人(小・中学生) 200円、シニア(65才以上)300円、幼児無料
※20名以上の団体は、大人400円、中人・シニア200円、小人100円
※年間パスポート2,000円(発行日から1年間有効) ※ペット連れ不可
●駐車料(緑化協力金含む):
駐車場 351台、普通車 500円/回
※年間パスポート利用者は無料
※ショップ・レストランでの利用合計2,000円以上で無料
●URL:http://www.kana-garden.com/

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